最近は女性にとっても薄毛や抜け毛の悩みは多く、男性よりも関心が高くなってきているようです!薄毛遺伝子は女性にも受け継がれるのか!?薄毛と男性ホルモンの関係などご紹介させて頂きます(^^)
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薄毛や抜け毛は男性特有のものではなく、最近は女性の猫っ毛や薄毛に悩む方は非常に増えているようです。専門外来の来院する年齢層が若い方からお年寄りの方に至るまで幅広いせいか今では男性とも変わらないようです。ネットなどの検索数も女性の方が記事や読者も多かったりするほどです。
なぜこれだけ女性の薄毛に対する関心が増えたのでしょうか?

【女性の薄毛の傾向】
一昔前は男性は仕事に尽くすもの、女性は家庭に尽くすものというような慣習がありましたが、現代社会は女性も普通に働き活躍しているのが当たり前となっています。
子供を出産した後も家庭に入らずに改めて職場に復帰する方も多いようです。女性も当たり前に活躍する社会はとてもいい環境になっていると思いますが、その分やはり仕事にはトラブルや付き合いというものが付いて回ります。
大きな仕事に対するプレッシャーもありますし、上司や同僚の人間関係も大なり小なり本人にとっては深刻な悩みにもなります。
男性と同様というと変ですが、仕事やプライベートで起きる様々な悩みやストレスは髪の毛などにも当然負担がかかってきます。
また、食べ物の欧米化は薄毛の原因の一つにあげられます。薄毛人口世界一位のチェコは肉やビールなどの消費量がもっとも高いと言われているのもその理由かもしれません。アジアの中でも日本は薄毛国として上位にランクしています。豊かになり食の文化が多様化したことが原因といえるでしょう。
特に独身女性が増えてきている中、ストレスの発散をする機会も多くなり外食が増えたり、仕事の疲れからコンビニやファーストフードで食事をすませることもあると思います。
【FAGAとは】

男性にあるAGAは男性脱毛症、そして最近いわれているのがFAGA(女性男性型脱毛症)です。
FはFemaleで「女性」という意味です(^^;)
通常男性のAGAの原因は男性ホルモンであるテストステロンが頭皮の皮脂にある5αリダクターゼという酵素に結びつきジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変化します。これが毛乳頭内にあるホルモン受容体と結合すると髪の生成を阻害し、髪のサイクルが乱れ徐々に軟毛化し、薄毛の原因になるということです。
女性の体内にも男性ホルモンはあり、これと同様の症状が起きる場合があります。
ですが、男性ホルモンは女性の場合男性よりも10~20分の1ほどの分泌量しかありませんし、女性ホルモンの活動も男性よりも多いので極端にハゲてしまうというところまでには至らない様です。
女性に多い薄毛の症状としてはびまん脱毛症といって全体的に猫っ毛になったり、薄くなるという傾向があるようです。びまんとは全体的に広がるというような意味です。
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【遺伝の影響はあるの?】
男性では薄毛というと一般的にお父さんやそのおじいさんが薄毛だとハゲるというイメージがありますよね^^
ですが、実際には薄毛になる体質の遺伝子を持つのは女性なんです!性別を分ける染色体、XYとXXがあるのは学校でも習ったかと思いますがその場合、父親はXYで母親はXXの染色体です。
ドイツでの研究では40歳未満の薄毛遺伝子を持つ体質を調べたところXの染色体に薄毛遺伝子が発見されたという事が発見されました。
どちらかというと母親のお父さんや親族の家系に薄毛の方がいる場合は薄毛遺伝子をもっている可能性は高いということです。当然女性にも影響はあると思います。
その薄毛遺伝子はDHTと結合するホルモン受容体の感受性が高いということで、髪の生成を阻害する原因になるものです。
では、母親の家系に薄毛の方がいなければ安心だ!という訳でもありません。
先ほどのDHTに変化させる原因である5αリダクターゼ。この酵素の量や活性度も遺伝の影響があるようで、これに関しては父親からなのか母親からなのかはわかりません。そうするとやはり父親やその親族の家系が薄毛の場合は5αリダクターゼの活性度の高い遺伝子が受け継がれている確率は高いと思います。
一般的に薄毛遺伝子の遺伝率は20%といわれています。そして母親の遺伝子が薄毛ではなく、父親が薄い場合は50%。両方の家系が薄毛だと80%薄毛になる可能性があるようです。
これだと薄毛遺伝子よりもむしろ父親の薄毛の方がふつーに遺伝率高いよ!って思うのですが……。
【薄毛の改善のしかた】

上記でも記載しましたが薄毛の原因は年齢による女性ホルモンの減少、過度なダイエットや不規則な生活の影響による栄養不足そしてストレスなどによるホルモンバランスが崩れて起きることが多いようです。
女性ホルモン減少の改善
女性ホルモンは髪のサイクルを伸ばしたり髪の生成に必要な成分です。主にエストロゲンというホルモンですが、食べ物の中では大豆製品にあるイソフラボンは同様の働きがあるようです。1日の摂取量は70㎎~75㎎で比較的取りやすく豆腐半丁、納豆1パックでそれぞれ約50㎎~60㎎摂取できます。豆乳の中で飲みやすい豆乳飲料は20mg~30㎎なので合わせるのもおすすめです^^
ダイエットや不規則な生活の改善
過度なダイエットや偏った食生活、睡眠不足は体に栄養が行きわたらなくなり、当然髪の毛にも良くありません。
体内にある成分は生命維持の優先順位が高いので、髪への栄養は後回しになります。
髪の成分であるタンパク質、血行や細胞の働き、コラーゲンなどの生成など様々な活動に作用するビタミン。
これらは肉類、魚介類、野菜などバランスよく摂取することで保たれます。
髪に関わる成分でよく聞かれるのが亜鉛です。亜鉛はミネラルの一つでビタミン同様に細胞分裂の促進や細胞の補修など、あらゆる部分で活動しています。
それだけ欠かせない亜鉛ですが、日常で摂取するにはなかなか補うのが難しい成分なんです。1日の摂取量の目安は9~12㎎でそれを補うにはレバーで200g、カキで5~7個、卵では20個ほど食べなければ摂取できません^^;亜鉛に関してはサプリなどで補うことをおすすめします♪
睡眠に関してはは22時~2時までが髪の生成に一番有効な時間だそうです。女子会や楽しみにしているドラマも大事ですが(笑)
出来ればその時間にぐっすり寝ておきたいところです。
ストレスの改善
慢性的なストレスや過度なストレスを受けると自律神経に影響し、血管が収縮して血流が悪くなります。
また、ストレスは亜鉛も消費しますし、ホルモンバランスも崩してしまうので薄毛や抜け毛などの原因になります。
この場合は治療というより抱ている悩みなど根本的な原因を改善する事が一番でしょう。社会で働く方たちの中には悩みやプレッシャーも尽きないことと思います。
ストレスなどは抱えず、多少億劫でも気晴らしに外に繰り出し運動や散歩などでストレスを発散することも大事です。
あまりにもひどい場合はカウンセリングを受けたり、思い切って環境を変えるのも必要ではないでしょうか^^
FAGAの改善
遺伝の傾向が強いFAGAに関しては5αリダクターゼを抑制する事が重要だと思います。男性ではプロペシアの成分フィナステリドが有効とされていますが、女性で特に妊婦は薬に触れるのも良くないようで女性への処方はされていないようです。
そこで治療薬としては飲む女性ホルモンといわれるリバースレディやプロペシア成分を抑えたパントガールなどがあります。輸入からでもジェネリック薬品を購入出来ますがどれほどの成分量なのか、効果のほどは判断が難しいと思います。症状が進行していて悩んでいるのであれば専門外来などで相談することもひとつです!
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。女性と薄毛の関係や遺伝と男性ホルモンの影響を紹介させて頂きました-!
男性ほど極端な薄毛になることはないにしろ、景気低迷はおおげさですが(^^;)勤めている会社も何が起きるかわからない世の中です(泣)!
今後の悩みとしてはさらに増えていく傾向でしょう。まずは健康的な生活を意識して薄毛の改善を行ってください。お役に立てたら幸いです^^
最後まで有難う御座いました♪
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