パーマをかけてみたいな~☆コテは面倒だし、朝も楽そう!
でも自分の髪ってパーマにかかりやすいの?
そんなアナタにパーマのしくみや髪の毛の中身について細かく紹介しちゃいます(^^)
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パーマにかかりやすい髪質?
髪質においても印象は、猫っ毛は柔らかくてかわいらしい♪
硬毛はハリコシがあってしっかりしていて羨ましい♪
と、ないものねだり感もあるようです…(^^;)
猫っ毛はボリュームもでないし、パサパサ感があり広がってまとまらない。
毎朝セットしてコシとハリがないから持ちが悪いし、出かけるもワックスの重さに耐えられないとかなんとかしたい。
と悩みます。
硬毛は重くみられ、スタイリング剤もなじみが悪くなかなかキマらず、ふんわりした印象に憧れるようです。
猫っ毛と硬毛……。どちらがパーマにかかりやすいのか?
結論からいいますとパーマは『普通の髪質が一番無難にかかりやすい』という感じです。
自分の髪はパーマがかからないと思っている方、自分の髪がかかりやすいの?と初めてかける方。
それぞれ悩みはありますが、猫っ毛であっても硬毛であってもパーマのかかり具合は個人差があり人それぞれです。
猫っ毛はキューティクルの層が少なく、その内側のコルテックスという部分も少ないという特徴があります。
髪の毛の構造については下記の【髪の毛のしくみ】記載しております。
逆に硬毛はキューティクルが多く、コルテックスが多いという違いがあります。
猫っ毛の場合
キューティクルが少ないので、パーマ剤は浸透しやすい。
パーマの影響を受けるコルテックスが少ない為、基本的にかかりにくい。
コルテックスも2種類あり、パーマ剤を浸透しやすい方の比率が多ければかかることもある。
髪へのダメージは受けやすい。
硬毛の場合
キューティクルが多いのでパーマ剤が浸透しにくい。
こちらもコルテックスの比率によってかかりにくいなどもある。
こちらも髪へのダメージは当然受ける。
と、基本的にはこんな感じでしょうか?
ただし、厳密にはコルテックスだけではなくキューティクルもパーマにかかるかからないの影響はあります。
キューティクルも層が重なっている中でそれぞれの性質があり、特にその中のエキソキューティクルは水が浸透しやすくパーマの影響を受けやすいシスチン結合を多く含んでいます。
パーマがかかりやすい状態
それでもパーマを絶対かける!
というのであればダメージを受けているとパーマはかかりやすいので何回か繰り返していればかかりやすくなります。
完全にとれてしまう前に行くのもポイントです。
欧米人は猫っ毛質が多いといいますが、髪は丈夫でキューティクルは密に詰まっているのでパーマ液を強くしたり時間を掛けたりするようです。
また、カラーリングをすると髪は痛んでいるので一度染めてからパーマをかけるといいかもしれません。
ダメージはかなりあると思いますが!!?
普段お使いのシャンプーにシリコンなどは含有されていますか?
シリコン系は髪のツヤを出しだりクシどおりを滑らかにしますが、コーティングされているとパーマ液の浸透を妨げる可能性もありますので、パーマをかける前には使わずにするのがいいと思います。
因みに市販されている普通のシャンプーより、髪にいいといわれるシャンプーは強い洗浄力やシリコンなどを抑えているのでギシギシ感はありますが、頭皮や髪の健康を考えるとアミノ酸系といわれるシャンプーを使うことをオススメします!
かけるパーマとしては形状記憶するデジタルパーマ、ウェ~ブパーマなどがオススメだと思います。
パーマがかかりにくいからと言ってヤケを起こしてはいけません。
イライラしたり意地になると突拍子もない行動を起こすのが人間です。
例えば、
どりゃゃぁぁぁぁぁ~~~~ッ!!!!!!

参考URL:http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51880639.html
・
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出来上がり♡

参考URL:http://ameblo.jp/ken-naoko/
これはタイミングを間違えれば命を落としかねない方法です。
仮に無事パーマがかかっても理想の髪型になるとは限りませんw

参考URL:http://is-factory.com/post-3668/
というのは全くの冗談ですが…(^^;)
くれぐれもヤケにならずまずは自分の髪を知りつつ、自分に合った理想の髪型を探しましょう!
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髪の毛の外観
具体的に覚える必要はありませんが、髪の概要を知ることも問題解決の一歩です。
髪の毛とは関係ありませんが、僕は以前体重の減り方のしくみを知ることで挫折したダイエットを成功することが出来ました。
とはいえパーマをかけるのは美容師さんです。
なので仕上がりはその美容師さんの経験によるところが全てと言えますが、髪の知識が少しでもあれば相談も細かく出来ますし、こうなりたい!
という理想の髪型髪質は伝えることで美容師さんもより提案もしやすくなるのではないでしょうか。
<髪の太さと総量>
猫っ毛の髪の太さは0.06mm以下と細く髪の毛の量は普通にあっても細い分密度のない感じがします。
日本人の平均は0.08mmほどで太い人で0.12~0.15mmある人もいます。
一本でも2倍以上の違いは比べてみると変わりますよね……。
さらに、日本人の髪の総量は9万と言われています。
これも少ない人で5万本、多い人では15万本もあり差はなんと10万本!!
知ってしまうとこれは見た目でも差が出るな。
と思うのは当然ですよね~。
因みに1日に髪の毛が抜ける本数は50~100本なので量が多い人はさほど気にする事もないくらいですよね。
羨ましい……。
僕は元々が猫っ毛で一時期はストレスで髪がかなりやせ細りました。
触った感触が「わたがし」のような感じで重さも感じず、朝起きた時いつも髪の毛が残っているか確認していました……。
ある時期には1日に200本以上抜ける日々が続き、髪を洗うことが恐怖で未だにトラウマです(^^;)
<髪の成分組織>

参考URL:http://www.hairmedical-beauty.com/base/01/
髪の成分はたんぱく質(ケラチン)約80%、水分約10%、脂質1~6%、メラニンが4.5%で出来ています。
髪の構造はキューティクル、コルテックス、メデュラという3構造になっています。
他の記事で書いておりますが、キューティクルは外からの刺激を守り水分を弾く効果や髪内部からの水分や油分の放出を防ぐ役割をしています。
キューティクルは鱗のように何層か重なっていて5~12枚と個人差があり、猫っ毛の人は少ない傾向にあります。
またコルテックスは髪の構造の80~90%を占めている繊維状のたんぱく質です。
中には水分、脂質、メラニンも含まれていて髪の太さ、硬さ、弾力、髪の色などの役割を担っています。
くせ毛やパーマの作用を受けるのもコルテックスです。
メデュラというのはたんぱく質や糖質で出来ているといわれ、髪の中心にあり空洞のある組織です。
その詳細は分かっておりませんが髪の伸縮や強さに影響があるようです。
猫っ毛や産毛にはメデュラがない場合もあります。
というところで、説明がだいぶ長くなりましたが、猫っ毛の場合はキューティクルやコルテックスそしてメデュラの量が少ないです。
なので髪を守る成分が少ないので痛めやすいといわれております。
ですが猫っ毛でも健康な髪はキューティクルもしっかりしているので髪を保ってくれますし、太い髪質でもキューティクルがはがれていると内部に影響を受けボロボロになってしまうので注意は必要です。
こちらでも紹介しております→猫っ毛でくせ毛。縮毛矯正で憧れのサラサラストレート!
改善方法はこちらです→男の猫っ毛の改善方法を紹介!抜け毛の原因とは?
4つの結合
髪はケラチンたんぱく質という成分で作られており、複雑にアミノ酸が結合しつながりあって作られています。
パーマは髪をカールで巻き、パーマ剤1液(還元剤)で結合を切断し、2液(酸化剤)で再結合し固定します。
ケラチンを結合している主な結合はペプチド結合、シスチン結合、塩結合、水素結合の4つの結合で成り立っています。
<ペプチド結合>
たんぱく質の最小はアミノ酸で、そのアミノ酸同士の結合をペプチドといいます。
その結合が100~1000と大きくなるとポリペプチドと呼ばれ数に境界はありませんが、その形成されたものをたんぱく質といいます。
髪を形成する基本的な結合なので、一度切れてしまうと再生できなくなります。
アルカリに反応しやすい性質があります。
パーマは次の3つの結合を切断、結合すること再形成されます。
<塩結合>
ph(ペーハー)は髪には関わりのある用語でありますが、phは1~14まで数値があり1は酸性で7を境にアルカリに変わります。
髪に良い状態はph4.5~5.5の弱酸性でキューティクルも閉じています。
パーマ1液(還元剤)に含まれるアルカリ剤の作用で接合を切断します。
この切断は水洗いによりアルカリが除去されると再び結合するということです。
<水素結合>
酸素と水素の結合であり、水に浸すだけでもっとも簡単に切断される結合です。
乾燥させればそのまま再結合されます。
朝起きてついてる寝癖は水で濡らしてブローすれば落ちる原理です。
<シスチン(s-s)結合>
たんぱく質とたんぱく質をつなぐ結合で、たんぱく質の中のシステインというアミノ酸にはイオウ(s)を含んでいる。
別名をジスルフィド結合といい、パーマをかける際にもっとも重要な部分で、好みのロッドを巻きここの結合を切断し結合をズラすことでウェーブのついた髪質になります。
これはパーマ2液(酸化剤)でのみ再結合されます。
コルテックスの種類
コルテックスには主に2種類があり「親水性のオルトコルテックス」、「疎水性のパラコルテックス」があります。

参考URL:http://blogs.yahoo.co.jp/anpan26man/folder/905452
オルトコルテックスは柔らかく水に溶けやすく親和性のある性質でシスチンなどを多く含むため、パーマの影響を受けやすいのはオルトコルテックスといえます。
パラコルテックスは硬く水に溶けにくい性質で、シスチンなどは少ないのでパーマなどの影響はあまり受けません。
くせ毛の場合、このコルテックスの配置が不均等であるため髪をセットし外出した先が雨などで髪に水分を含むと親水性であるコルテックスの膨張により差が生まれくせ毛が戻りやすくなる、ということです。
このコルテックスの比率によりパーマのかかりやすい髪質かが決まります。
終わりに…
という事で、パーマにかかりやすいかどうか…は、その理由自体がさまざまです。
伝えようとすると一言では難しく、説明が細かくなってしまいました…。
このあたりの知識は実際にパーマをかける美容師さんの知識の概要というとこですが。
ひとまず微力ながら参考になれば幸いです。
最後までありがとうございました!
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