女性に急増する猫っ毛の原因と改善策とは?

髪が細くなってきた!コシやハリがなくなってきた(TT)

最近女性でも悩みが多くなっている猫っ毛や抜け毛。

その原因と改善策を紹介したいと思います^^

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猫っ毛の原因

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ご存じの通り、猫っ毛とは猫のような細く柔らかい髪質のことをいい、一般的に0.06mm以下の太さが猫っ毛と言われます。

一昔前まで女性の髪の毛といえば太くて黒々としたイメージがありましたが、現代社会においては男性と同様に女性にもその影響が出ているようです。

豊かになったとはいえ悩みが増えるなんて皮肉なもんですね…(; 😉

 

男性の場合、頭頂部や前頭部が局部的に髪が減っていくのに対し、女性の場合は全体的に髪が衰え猫っ毛のようになっていく傾向があります。

女性に多い抜け毛の症状を瀰漫脱毛症(びまんだつもうしょう)といいます。瀰漫とは一面に広がるという意味です。

髪の毛が衰える原因としては主に年を取ることによる加齢やストレス、生活習慣によるホルモンバランスなどがあげられます。

そのメカニズムと改善策など詳しく紹介していきます(^^)

髪のサイクル

髪のサイクル

髪の成長過程には毛周期という4つのサイクルがあり、一定期間成長したあとは自然に抜けて生え変わるというサイクルを繰り返しています。

◆成長期(数年)

毛母細胞が活発で髪が成長し、太く抜けにくい期間です。個人差もありますがおよそ男性で3~5年、女性で4~6年と言われています。

◆退行期(約2週間)

毛母細胞の活動も徐々に収まっていき、髪の成長も終わりに近づく期間です。

◆休止期(約3ヵ月)

長く活動していた毛母細胞や毛根部分の活動も終わりしばらく活動が止まっている状態です。この頃は毛球部分と皮膚に伸びている髪とも分断され、髪を支える毛根鞘も弱まるためシャンプーやブラシなどでも簡単に抜けてしまいます。

◆発生期

休止期の状態で皮膚の中では新しく毛乳頭が活動をし始め、新しい髪を作る準備をしています。

 

毛周期のバランスが崩れると髪が成長しきる前に休止期を迎え、活動が弱まり抜けたりするので猫っ毛の状態になります。

また、細胞分裂には上限がありサイクルが早まり毛根の寿命がくるといくら手を施しても髪の毛は復活しないので早めの改善が重要です。

FAGAとは

最近聞くようになったFAGA

男性型脱毛症AGAはご存知の方も多いと思いますが、女性の場合は異なりFemaleAGA女性男性型脱毛症と区別しています。

 

AGAとはざっくりと男性ホルモンであるテストステロンという物質が5αリダクターゼという酵素と結びつきジヒドロテストステロン(DHT)という成分に変化し、それが頭皮にあるホルモン受容体と結合すると髪のサイクルを乱し、髪の生成を阻害する症状です。

 

これは女性にも当てはまり男性ホルモンが影響を与えることについては男性と同様です。

ですが、男性と違い女性の場合は男性ホルモンが少なく女性ホルモンが多いため極端に薄くなる訳ではなく進行は徐々に猫っ毛のように軟毛化していくというパターンが多いです。

この改善策としてプロペシアは最も効果的とされていて医学的にも唯一認可されていますが、処方できるのは成人男性のみとされています。

女性、特に妊婦の場合は錠剤に触れるだけでも体内に吸収される可能性があるためNGという薬剤です。

女性用としては飲む育毛剤と言われ女性ホルモンの作用をもつリバースレディパントガールなどがあります。

改善を求められている方は一度試してみるのもいいかもしれません。

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主な脱毛症の原因

女性の薄毛

現在は家庭という枠に収まるものではなく、独身女性を満喫し、活躍している時代です。

結婚してもそのまま働き続ける方も多いです。

 

それゆえに仕事や職場の人間関係でのストレス、不規則な生活で頭皮や髪への影響は多くなっていると言えます。

また、無理なダイエットなどもホルモンバランスが崩れる原因になります。

 

女性ホルモンは女性も男性も髪の毛に重要な役割を担っています。

髪の生成する細胞の働きを促進するエストロゲン、成長期の髪のサイクルを伸ばす働きのあるプロゲステロン(黄体ホルモン)があげられます。

[加齢による影響]

髪は思春期から成人に向け本格的に成長していきます。成人になると男性ホルモンの影響を受け、男性の場合早い人で20代から髪が衰えていきます。

女性の場合はエストロゲンなど女性ホルモンが活発に分泌されており、血中の男性ホルモン(テストステロン)の濃度が約20分の1と少ないためその影響は男性に比べ受けにくくなっています。ですが40代頃からその活動も衰えていき個人差もありますが、早い人では30代で衰え始めます。特に女性はホルモンバランスが崩れやすく20代でも分け目を気にする人も増えています。

[ダイエットによる影響]

無理なダイエットはそもそも栄養不足になりがちです。頭皮に栄養が行き渡らなくなると脱毛の原因になります。また、体脂肪率も落としすぎると生理不順を起こしますし生理がこなくなると、妊娠の妨げにもなります。成人女性の体脂肪率は通常で22~23%と言われています。15%を以下になると脱毛だけでなく身体に影響を及ぼしかねないので、適度、適正なダイエットを心掛けましょう^^

[ストレスによる影響]

困っている女性

 

社会生活など様々な影響でストレスを抱えると自律神経である交感神経が反応し、血圧が上がり血管が収縮し血流が悪くなり脱毛の原因になります。

漢方医学などでは、髪の毛を「血余」といい、血管が健康であれば毛母細胞に栄養分が行き届き髪の毛も健康に育つという意味です。

育毛剤の成分のほとんどは血管拡張作用が欠かせないというほど血流というのは髪の生成には大切なのです。

 

強いストレスを受け続けると円形脱毛症の原因にもなるようです。

あまりにひどくなると無意識に力が入り、自分で髪を引き抜いてしまうことも……Σ(゜゜;

 

それだけでなくホルモンバランスにも影響を受け生理不順になり卵巣からなる女性ホルモンなど生成されにくくなります。

若い女性でも生理不順から分け目が広くなったなど脱毛の原因になるようです。

このような場合の改善はストレスの原因を取り払うことが出来れば頭皮も体も健康になる一番の解決だと思いますが(**)

日常の置かれている状況や環境を変えていけるのであればきちんと回復出来ると思います。

[出産による影響]

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妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンの活動が活発になり、髪のサイクルを伸ばすので毛髪に影響はありません。

しかし、栄養を体内に蓄えたり毛髪のサイクルが促進されることで抜け毛が起こる場合もあるようです。

産後になると髪の成長を担っていた女性ホルモンの活動も収まり本来自然に抜け落ちていたはずの髪がまとめて抜けます。

産後のこのよう症状を分娩後脱毛(ぶんべんごだつもう)といい、この場合は早くて3ヵ月、遅くとも半年~1年ほどで自然に治癒します。

 

[脂漏性脱毛症(しろうせい脱毛症)]

皮脂が過剰に分泌されることで頭皮が塞がれて正常に髪が生成されず、猫っ毛や抜け毛の原因になります。

フケや皮脂が通常より多くなることでアクネ菌などの常在菌なども多く発生し、かゆみや炎症を起こしたりします。

 

頭皮を健康な状態に戻すことが最善です。皮脂が多いということは過剰に生成されているということです。

頭皮は皮脂や汗などを作り膜を張ることで汚れや紫外線、細菌などから保護する役割を持っています。

 

また、適量の皮脂がなくなると頭皮が乾燥しフケが発生しやすくなり毛穴が塞がれると、髪が成長しにくくなってしまいます。

頭を洗いすぎず刺激の少ないシャンプーで頭皮を健康に保つことです(^^)

 

頭皮を保護する皮脂は1日かけて生成されます。

1日に2回以上シャンプーで洗ってしまうと必要な皮脂を洗い流してしまうのでその不足した分を補おうとします。

その結果、皮脂を余分に生成してしまうのです。原理としてはダイエットのリバウンドのようなものでしょうか……。

皮脂が増えると脂っぽくなる原因になります。

また、逆に皮脂が不足すると乾燥し紫外線や細菌など外からの刺激から守れず頭皮がさらされてしまいます。夏場などどうしても汗が気になる場合はぬるま湯で軽く洗い流す程度にとどめておきましょう。

[粃糖性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)]

脂漏性脱毛症同様にフケが発生し、それが毛穴などを塞いでしまい血行が悪くなることで髪が正常に作られなくなる症状です。

フケの原因は様々で場合により病気の前兆もあるようですが、頭皮が不健康な状態に起こりやすいので頭皮を健康に保つことが重要です。

髪が最も作られる時間

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ホルモン分泌が活発で最も髪の生成される時間帯は22:00~2:00と言われます。
社会人として活躍する女性は接待や女子会などで帰りがついつい遅くなってしまう機会も多いでしょう。
また、ストレスを受ければ交感神経が盛んなので、睡眠に必要な副交感神経に切り替わり辛くなります。
出来る事なら、早寝早起きで頭皮や体に健康な習慣が望ましいですね。

食生活の改善

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日本の食文化が欧米化してきたことで、男性のみならず一昔前の丈夫で健康な髪質から猫っ毛になる女性も増えいてきました。

その結果、日本人の薄毛率は上昇しアジアの中では最も多いようです。

因みに1位はチェコでビールの消費量は世界1位でやはり主食は肉類などが多いようです。

そのような統計もあることから食生活の改善は髪の健康は保つためには重要だと思います。

 

特に髪に効果的な食べ物と言えば大豆、納豆、豆腐です。

髪の毛はケラチンというたんぱく質で作られているので、それらはたんぱく質を補うことができます。

さらに女性ホルモンであるエストロゲンの成分と同様のイソフラボンという成分が含まれています。

1日の摂取量の目安は75㎎です。

比較的摂取しやすい成分で、納豆1パックで約60㎎、豆腐1パック半で約50㎎、豆乳は無調整、調整、豆乳飲料とピンキリ(気になる方はラベルに記載されています)。

過剰摂取は胃腸など崩しやすいので、100㎎以上はなるべく取らないようにしましょう。

 

髪の生成には特に欠かせないのは亜鉛です。

亜鉛は100種類以上の酵素をサポートする成分として体内でさまざまな活動をしている成分です。

毛母細胞の細胞分裂の活動や髪の成分たんぱく質(ケラチン)の合成を促す役割を担っています。

 

頭皮だけでなく傷を治したり疲れた体をサポートする役割もあります。

疲れやストレス、アルコールの分解などで亜鉛が不足すると頭皮に必要な分が不足し猫っ毛が進行してきます。

 

亜鉛は体内で合成されないため食べ物から摂取するしかありません。

ですが、その食べ物からも非常に吸収しづらい成分でもあるのです。

一日に必要な摂取量は7㎎~9㎎で上限は30㎎です。

牛肉(200㎎)やレバー(200㎎)、カキ(5~6個)や海藻類、カシューナッツなどにも含まれますがこれを毎日補うのは難しいですし、何よりカロリーが心配です。

サプリなどを服用するのがオススメです。

 

その他ビタミン類も髪の生成に欠かせません。

ビタミンB2、B6は新陳代謝を促し、皮脂やフケなどを抑制する働きがあります。

ビタミンAも細胞分裂を促進させ頭皮を健康に保ちます。

ビタミンEは毛細血管を正常に保つので育毛剤をより効果的にします。

ビタミンCはコラーゲンを生成し、髪を保護するキューティクルに必要な成分です。

これらは肉類、魚介類、野菜などに含まれているのでバランスのとれた食生活が頭皮に一番効果的だということです。

肉類もたんぱく質やビタミンを摂取できる食物ですので猫っ毛を改善するには重要な食べ物です。

偏った食生活、暴飲暴食は控えて健康で丈夫な髪を育てましょう(^○^)//

 

<アルコールによる頭皮の影響>

実際はアルコール自体は直接影響を及ぼすというわけではないのですが、アルコールは肝臓で分解されそれを促す働きは主に酵素や亜鉛です。

大量に摂取すると分解によって亜鉛や酵素が活発になり頭皮に回らなくなってしまいます。

選択順位としては生命の維持する事が優先されますので飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう!

亜鉛は上記で記載した通り毛髪の細胞分裂や台車に大事な役割があります。

生命維持は当然大事ですが、髪の毛もある意味同じくらい大事ですからね^^;

 

また、お酒を飲む時間帯は夜が当然多いですので、頭皮に一番活発に働く時間帯のゴールデンタイムに影響もあります。

それからアルコールは糖分ですので過剰摂取は脂肪や皮脂を余分に作ってしまうので脂っぽい体質になりやすいです。

というように間接的にアルコールは頭皮のみならず体にも悪影響を及ぼしかねないので程々に楽しむ程度にしましょう。

ストレス発散という意味ではなくてはならないものですけどね(^^;)

 

<たばこによる影響>

最近はかなり禁煙ブームになり喫煙者もずいぶん減りましたけども……。

それでもストレス社会においてホッと一息つきたいというのは分からないでもありませんね。

こちらもよくいわれるのが血管が収縮し、血行が悪くなるなどは有名ですがその他にビタミンC、ビタミB、ビタミンEなど頭皮に必要な栄養分が消費されるのです。

また、たばこに含まれているアセトアルデヒドという物質は肝臓で分解されます。

お酒と合わせてたばこも吸いがちですが、これは相当頭皮に悪影響ですので控えておいた方がいいでしょう^^

【まとめ】

当然ですが女性は男性にくらべ、デリケートで繊細です(^^)

特にホルモンバランスの乱れは内外から影響を受けやすいですし、現代社会においては髪の負担も多くなります。

まずは一つずつ、出来ることから始め徐々に改善していきましょう(^^)

少しでもお役に立てたら幸いです。

最後までありがとうございました。ではですww

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