季節の変わり目は抜け毛が増えるとは良くいいますが、梅雨の時期もまさに真夏となる変わり目。
雨やどんよりした天気の多いジメっとした時期は抜け毛にも注意しましょう。
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梅雨の季節、といえば気温は夏日に近づき平均気温は25度。そして湿度は5月より10%も上がり70%ほどになります。
6月中旬から7月中旬まで約1ヶ月。梅雨の期間は雨か曇りが多くジメジメとした日が続きます。
また梅雨には中休みがあり、急に蒸し暑い天候になり梅雨が終わったか?と思いきやまたどんよりした日が続くという特徴があります。
こんな梅雨時期は髪は濡れるし頭皮は蒸れるし、おまけにイライラするし。それらの環境を放っておけば抜け毛の原因にもなりかねません。
真夏日の猛暑はさらにダメージも受けやすいので、この時期をしっかり乗り切り頭皮環境を整えておきましょう(^^)
季節は梅雨!抜け毛の原因ってなに?
梅雨の時期。気を付けたい抜け毛の原因といえば
紫外線がきつい
ジメっとした時期
<紫外線がきつい!>

紫外線、といえば降り注ぐ日射し、そして地表からの照り返し。
猛暑の紫外線は想像しただけで恐ろしい。
そんな中、雨や曇りの多い梅雨時期。
実は紫外線はかなりの量が降り注いでいます。
特に紫外線のUV(A,B,C)の種類の内、UV-Aの紫外線量は6月、そして5月も高くなるので要注意です。
何と言っても太陽の位置が高く、日照時間がもっとも長い夏至は6月ですからね。
紫外線はABCがあります。
UV-Cは地表に降り注ぐ前に上空で吸収されてしまうので、あまり気にしなくていいのですが、警戒すべきはUV-AとUV-B。
もっとも強力なのはBで、肌が赤く腫れ黒くヤケ、皮膚表面の細胞が損傷します。
ですが、波長は短めで地表に到達するまでに約90%はオゾン層で吸収されます。
という意味では危険なのはUV-A!
波長は長めで地表には90&以上が到達します。浸透性が高く、窓ガラスまで突き破る威力!
そして皮膚の下、真皮層まで影響を受けます。
コラーゲンを壊し、メラニン色素を増加させて弾力を失いシワやシミの原因となる訳です。
そんな紫外線のダメージは主に活性酸素が要因です。
活性酸素には免疫効果もありますが、細胞膜に取り付き酸化させて活動を弱らせる老化の原因なのです。
髪の毛や頭皮も、当然ダメージを受ける事はイメージ出来ますよね(^^)
頭皮は皮膚ですから。
さらに皮脂が参加すると遊離脂肪酸、過酸化脂質に変化します。
そうなると毛穴に詰まる角栓、ニキビや湿疹の原因になってしまいます。
頭皮が炎症を起こすと頭皮環境が荒れ、抜け毛の原因に繋がります!
髪の毛もキューティクルが剥がれ、水分が流れてパサパサに!
◆対策としては◆
これではもう外に出ない、というのがもっともな対策ですが…いや、窓ガラスを抜けてくると家の中も危険となるのか…。
とはいえ、直射をなるべく避けるというのがやはり大事な事ですね。
男だって本当は日傘を差すのが頭皮や肌を守るならありだと思いますけど(^^;)
日焼け止めクリームは持参して、直射を避けるためになるべく日陰のあるポイントを歩く。
帽子は直射を割けるアイテムですが、通気性の良い帽子を被る。
まぁ、当たり前の事ですが、改めて意識することが必要ですね。
梅雨の時期は雨が多いとはいえ、紫外線の影響はあります。
晴れは90~100%
曇りでも60~80%
雨だって30%くらいは地表にやってきます。
開放的な夏!
そりゃ浮かれたい気持ちはごもっともなんですけども、いずれ増えてくるシワやシミ、そして抜け毛を実感することになってしまいます。
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これからは少しでも紫外線を防ぐ対策を意識して髪の毛を育てていきましょう!
<ジメっとする時期>
梅雨の時期はこんな抜け毛に気を付けておきたい。
ジメっとした梅雨は高温多湿。カビや細菌がもっとも繁殖しやすい季節。
体に菌が繁殖するといえば常在菌です。
大腸菌やビフィズス菌は有名ですね。
体内だけでなく、ニキビの原因アクネ菌、食中毒になる黄色ブドウ球菌など皮膚だけでも約200種類、一兆個も常在菌は体中をウロウロウヨウヨしているのです!
普段は肌を弱酸性に保つなど、体を正常にしてくれる無くてはならない存在です。
しかし、体調に異変が起きたりすると害を与える存在になってしまいます。
中でもマセラチア菌は頭皮に影響を与える事で知られ、滅多に起こる事ではありませんが、酷くなると脂漏性脱毛など抜け毛の原因につながります。
僕のムレムレベタベタの頭!温かく湿り気のある頭皮なんか特に菌が好みやすい環境です(⁻o⁻;
汗や皮脂やホコリが溜まりやすい季節は、マセラチア菌からすれば好立地な環境が整っています。
皮脂が多く分泌されるとマセラチア菌は大量に発生して、大好物な皮脂を遊離脂肪酸に分解します。
その遊離脂肪酸が溜まると角栓になり、毛穴を塞いでしまいます。
その部分が延焼して、膿も溜まると髪の毛の行き場がありません!
紫外線の影響を受けると尚更ですよね。
皮脂が原因で起こる炎症を脂漏性皮膚炎、頭皮に起こる抜け毛を脂漏性脱毛症といいます。
◆改善には◆
菌を抑える抗菌作用、炎症を抑える抗炎症作用が大切です。
フルコートfやテラ・コートリルは抗炎症と抗生物質の入った軟膏です。
ステロイド系は炎症を和らげますが、免疫力が低下し、菌が繁殖する場合もあるので注意が必要です。
ドラッグストアの薬剤師さんに相談してみましょう^^
フルコートf

テラ・コートリル

最初は軽度でも搔いてしまったり、改善に長引いてしまうと範囲が広がったり、皮膚が変色するなど酷くなってしまいます。
脂漏性脱毛症となれば自分で解決せずに、皮膚科に相談しましょう。
また、このような頭皮トラブルを改善するには食生活で脂質や糖分の多い食べ物は減らすことも大事です。
風邪など体調不良になれば免疫力が低下し、菌が繁殖してしまう事もあります。
ストレスなども同じく免疫力が低下します。
気温の変化が起きる時期は自律神経で行う体温調節が活発です。
ストレス自体が抜け毛の原因になる訳ですけど。
さらには髪の生成に必要な亜鉛の消費も多くなるので、亜鉛サプリなどは取り入れておくのをオススメします。
「頭皮環境を整える」という意味では毎日のシャンプーは重要です。
市販などにあるシャンプーは刺激が強く肌に合わないと頭皮が荒れてしまいます。
特に肌の弱い方は頭皮に優しいシャンプーがオススメです。
頭皮がかゆい!チャップアップシャンプーは頭皮トラブルを改善する。
頭皮環境を整えて雑菌が大量に発生しない状態に保ちましょう。
まとめ
どんよりジッとり、時には真夏日。
梅雨の季節は目に見えない成分が降り注ぎ、漂い頭皮にダメージを与える時期です。
例えば、暗がりの中に光を当ててよ~く見ると大量に埃が待っているのが分かりますよね。
約1gの埃の中にはカビが3万、ダニが2千、細菌は800万も存在するようです。
もちろん温度や湿度、風通しの良い悪い場所によって違いはあるでしょうが。
気にし過ぎれば、生活するのが困難になってしまいます。(潔癖症の方などは気の毒なほど生活が大変そうだな~と思います^^;)
とはいえ、目に見えない放射線や菌が体、そして頭皮に悪影響を与える事も事実ですから。
汗や雨で髪が濡れたらこまめに拭き取り、不潔にはせず注意しておくのが大切ですね^^
真夏になれば猛暑になり、さらに頭皮に過酷な状況が訪れます!
梅雨の季節も抜け毛が増えないようにしっかり意識していきましょう^^
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