小さい毛根は抜け毛が進行する合図?

抜け毛の量が最近増えた!と感じたら髪の毛の根元をチェックしてみましょう。

毛根が小さいと髪のサイクルが乱れているかも!?

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抜けた髪の毛を見ると根元の部分に白い塊が付いていることがあります。

毛根、毛根と言ったりしていましたが正確には毛根鞘(もうこんしょう)といって毛母細胞がある毛乳頭と髪の毛を接着している役割があります。

毛根イラスト

ちなみに毛根とは頭皮の下の部分をいい、頭皮から外に出ている髪の毛の部分を毛幹部といいます。

毛根、毛幹

髪を無理に引っ張ったりすると毛根鞘がバッチリ付いていますよね。

あくまで毛根鞘は接着部分であり、その下の毛乳頭が活動している限り毛根鞘が抜けても髪の毛が生えてこないということはありません。

ですが重要なのはその毛根鞘の形であり、その形状によって今後抜け毛が進んでいく、もしくは進行している状態なのかがわかるかもしれません!

抜け毛や薄毛が気になっている方は抜けた毛根鞘の状態をチェックし、早目の対策を行いましょう(^^)/

【小さい毛根鞘は要注意!?】

毛根の種類画像

引用元:http://haair.info/column/symptom/post-819

<マッチ棒のような楕円形>

こちらの画像でご覧いただくように正常なサイクルを経て抜けた髪の毛の毛根鞘は一番右のように形の整った丸い楕円形の形をしています。

ですが、加齢やストレスや生活習慣など様々な原因でサイクルが変化した毛根鞘は歪な形をしており、いずれも抜け毛が進行していく可能性があるといえます。

<毛根鞘が小さい、少ない>

髪を生成する毛乳頭などの器官が弱っている状態であり早目の改善が必要です。

女性では女性男性型脱毛症(FAGA)、男性では男性型脱毛症(AGA)などの可能性があります。

<髪の毛の先端部分が尖っていて短い>

抜け毛は成長期間がほとんどなく抜け落ちているのでこの様な抜け毛も注意が必要です。

男性の場合は前頭部、頭頂部が極端に薄くなる性質があり女性は全体的に髪が細くなり薄くなる性質が多く、瀰漫脱毛症(びまんだつもうしょう)ともいいます。

男性のAGA、そして今や女性にも多いFAGAは抜け毛や薄毛の王道です。

年齢を重ねるにつれ細胞の衰えと共に男性ホルモンであるテストステロン、女性では女性ホルモンのエストロゲンなどが減少し、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンが毛乳頭内に作用し髪の生成を阻害してしまいます。

遺伝など影響の受けやすい体質が問題で、改善に効果的なのがプロペシアや女性ではリバースレディなどDHTに変化する原因である酵素5αリダクターゼを抑制するのがおすすめです♪

<毛根鞘の先端が尻尾のように伸びている>

毛根鞘の先端から尻尾のように伸びている形の場合、粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)の可能性が高く、頭皮が乾燥したりしてフケが過剰に発生し毛穴を塞いでしまい髪の生成を妨げる脱毛症です。

同じような症状で脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)があり、皮脂が過剰に分泌されて毛穴を塞ぎこちらも髪の成長を妨げる原因になります。
この場合の毛根鞘は、抜ける際皮脂が付いてしまいイビツで大きい塊になることがあります。

これらの症状は頭皮の荒れ、湿疹や炎症などの原因が多いといえます。

まずは自分の頭皮にあった洗浄力が強いなどの刺激が少なく髪に優しいシャンプーの使用をおすすめします。

また、皮脂は頭皮に膜を張り保護する役割があります。
洗い過ぎて必要以上の皮脂がなくなるとそれを補うため過剰に皮脂を分泌することがあります。脂漏性脱毛症に起こる症状で毛穴を塞ぎ常在菌なども繁殖しやすくなります。

そして同じように髪や頭皮を洗い過ぎることで、逆に皮脂が正常に生成されにくい状態になると乾燥してフケが出やすくなります。

粃糠性脱毛症の原因の一つのようですが、いずれも1日に洗髪特にシャンプーの使用は1回を限度にし頭皮を健康な状態に保ちましょう。

<毛根鞘が黒かったり根元が尖っている>

その他毛根鞘が白、もしくは半透明ではなく黒かったり根元が尖っている場合はストレスや自己免疫疾患などにより起こる円形脱毛症の可能性があります。

強いストレスを受けると自律神経が緊張して血管などが収縮し髪に栄養が行き渡らくなります。

自己免疫疾患は先天的なものやアレルギーや薬などから起こる症状で本来は外部から侵入した菌や異物を攻撃するのですが、自分の細胞など特に毛根内でそれが起こるとやはり髪を生成する器官が攻撃され脱毛の原因になります。

ストレスからなる脱毛や円形脱毛症などの症状ははっきりとした原因は不明のようで病院などで治療を行ってもひどい場合には数年掛かることもあるようです。

自分もそうですが、不安定な社会の中悩みも多様になりいつの間にか活力が無くなっていたり、生きがいを失ってしまうことがあります。うまく言えませんが(^^;)

とにかく根本の悩みや問題を解決することが一番ですが、ストレスを軽減したり活力を蘇らせるという症状をサポートし悩みやストレスを軽減することから始めるのもいいのではないでしょうか?

運動や筋トレをすることで男性ホルモンであるテストステロンが分泌されます。テストステロンは鬱を改善し気分を高揚させる大事な働きがあります。

さらに運動をすることによっ幸福ホルモンといわれているセロトニンが分泌されますので気分がリフレッシュします。

どちらも午前中までは分泌が多いのでその時間帯に運動するのは効果的だと思います♪

職場や住まいなど環境をいっその事変えてみるのもいいと思います。

僕は仕事や職場でめちゃくちゃ悩んで一時抜け毛が増えました。職場での悩みは本人にとってはとてつもない重圧だったりしますので(^^;)

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【自然に抜けていく正常な髪のサイクル】

髪のサイクル

抜け毛は誰にでも起きる現象です。髪の毛は毛母細胞から作られ成長していきます。

ある時期から成長が止まり新しい髪と生え変わるので今まで生えていた髪の毛は自然に抜けます。
そのようなサイクルを繰り返していく中、抜け毛が増えた?毛が細くなった?と感じる誰もが髪のサイクルが変化しているのです。

成長期(数年)

髪が毛幹部を出て成長し続けている期間です。個人差はありますが男性で3~5年、女性で4~6年成長するようです。
女性の方が長いのはやはり女性ホルモンの影響でしょうか(^^;)

退行期(2週間)

成長していた髪の毛母細胞の活動が徐々に弱まっていく期間です。その期間は約2週間程度です。

休止期(約3ヵ月)

退行期で毛母細胞の活動が弱まり完全に活動が停止した期間です。
その期間は約3ヵ月ほどで髪は成長もせずただ抜けるのを待っている状態です。

発生期

休止期で活動を停止している状態ですが、その間に新しい髪が作られる準備をしています。
新しい髪が生えてくると押し出されるように以前の髪が抜けていきます。

抜け毛の量と割合

皆さんもご存知と思いますが、髪の毛は普通に1日50~100本抜けるようです。

髪の毛全体の本数は約10万本といわれています。その中で成長期の髪が約90%、休止期で約9%、退行期では約1%という割合で保たれています。

髪のサイクルが乱れるという事は、成長期の期間が短くなり髪が抜ける期間が早まるのでそのような髪が増えてくれば抜け毛も増えますし、その割合も変わってきます(TдT;)

ちなみに先ほどのAGA、FAGAなどの場合全体の約20%が猫っ毛のように軟毛化していると発症している可能性があるようです。

【まとめ】

このように様々な症状から髪のサイクルが乱れると脱毛の原因につながり毛根鞘の形が変形してしまいます。

記載させて頂いた改善策ですが、それ以前に規則正しい生活をすることが根本的なベースです。

脂質の多い偏った生活からバランスの取れた食事、出来るだけ22時からの就寝を心掛け7時間は睡眠を取り、アルコールやたばこなどを控えることも大事です。

髪が細く短い、毛根が小さいなどの状態を確認したら早目の抜け毛、脱毛対策を心掛けましょう!

最後までありがとうございました!

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