今や抜け毛の悩みは男性特有の悩みではありません。男性の抜け毛と異なる女性の抜け毛の原因と改善をご紹介します(^^)/
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最近髪のボリュームがなくなった!抜け毛が増えた気がする。特に最近はネット検索でも男性より多かったり専門外来でも男性と同じくらい女性が増えているようです(・・;)美への意識は女性の方が高いですから、お年寄りもウィッグなどファッションのように賑わっています。男性の場合は最後は諦めてどーでも良くなるらしいですけど(苦笑)
そもそもなぜ女性も抜け毛に悩むようになったのでしょう?
【抜け毛の悩み】
抜け毛の影響はホルモンです!
抜け毛にはさまざまなパターンがありますがそのほとんどにホルモンの影響があるといってもいいかもしれません。
男性型の抜け毛、遺伝や妊娠や加齢にいたってもそのホルモンが関係しているようです。女性は男性よりもホルモンバランスの影響を受けやすいようですね。月経などの影響もあるので、体調は特に崩れやすいようです。
それでは抜け毛の原因や改善策について紹介していきます。
【抜け毛の原因と改善】

壮年性脱毛症
髪の毛の作られるサイクル(毛周期)が乱れて髪が成長期に入る前に抜けていき徐々に猫っ毛が増えていき、やがて抜け毛を引き起こす脱毛症です。AGAなど男性に多い脱毛症がこのパターンです。
FAGAは女性男性型脱毛症といい、AGAの女性版というものです。男性ホルモンであるテストステロンが酵素である5αリダクターゼと結びついて、より体内への吸収力の強いジヒドロテストステロンに変化させ毛乳頭内にあるホルモンを受容するレセプターと結合し髪の生成を阻害し抜け毛を引き起こします。ちなみにFAGAのFはFemaleで女性ということです^^
加齢により女性ホルモンが減少し、体内での男性ホルモン量が多くなり脱毛症になることもあります。思春期頃からホルモンの分泌が活発になり、女性では30歳で落ち着いてくるようです。男性の場合は25歳頃といわれています。また、40~50代で月経が終わると女性ホルモンはさらに減少していきます。
改善策
男性のAGAの場合プロペシアの成分フィナステリドが有効です。5αリダクターゼの活動を抑制し、ジヒドロテストステロンへの変化を減らすことで抜け毛を改善します。ですが、プロペシアは成人男性のみの処方で女性特に妊娠されている方は錠剤に触れるのもあまり良くないようです。
女性には飲む育毛剤、女性ホルモンを増やすリバースレディやプロペシアを抑えたパントガールがおすすめです。
脂漏性脱毛症
皮脂が過剰に分泌されることでフケや油分が増え、皮脂が詰まったり細菌が繁殖して炎症を起こすことで頭皮の血行が悪くなり抜け毛の原因になります。偏った食生活や1日複数回頭を洗うのも良くない原因です。同じような症状で粃糖性脱毛症(ひとうせいだつもうしょう)というのがあります。
改善策
肉類や糖類の多い食べ物ばかりで偏った生活は皮脂を増やす原因になります。過剰な脂分はニキビの原因にもなりますし、単純に太る原因にもなり体にもよくないので、バランスのいい食生活に改善しましょう^^
頭皮や皮膚は弱酸性で殺菌作用もあり体を保護してくれています。シャンプーは髪や頭皮の汚れを落としてくれますが、洗浄剤はアルカリ性なので頭皮に刺激を与えます。
洗浄力が強いシャンプーは必要以上に皮脂を洗い流してしまいます。皮脂は頭皮に膜を張り紫外線や汚れ、細菌などから保護する役割を果たしています。必要な皮脂を洗い流してしまうと適正量を補うため過剰に皮脂が分泌されます。過剰な皮脂は毛穴につまり髪の生成を阻害します。また、皮膚にはアクネ菌やブドウ球菌などの常在菌といわれる細菌がいます。それらは皮脂を好むので大量繁殖し炎症を起こす原因にもなります。
髪の毛のため、出来れば洗浄力が弱く髪に良い成分が配合されているアミノ酸系シャンプーを使用することをおすすめします♪また、シャンプーは一日一回が目安です。出来れば髪を育てるのは夜の時間なので朝より夜がいいと思います。
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ダイエットによる脱毛症
過度なダイエットは栄養不足を起こし抜け毛の原因になります。基礎代謝が低下し、血流も悪くなってしまいます。栄養不足により余分のない栄養素は生命維持が優先であり、生命維持に直接影響のない髪への補給は後回しになってしまいます。髪に必要とされる栄養素、たんぱく質やミネラルやビタミンは当然食べ物から摂取します。
食べたい欲求を抑えること自体ストレスにもなりますからね(^^;)脳が普段食べてる量から減らした量を認識するまで1か月はかかるようです。極端に食べる量を減らしリバウンドするのもこういったメカニズムがあるため通常食べている分を過剰に摂取するように働きかけるのです。
食べ物の欲求は生命維持に関わるのでかなり強烈なストレスです。
改善策
美しいスタイルも大事なのはごもっともですが……^^
過度なダイエットは薄毛、肌荒れ、ホルモンバランスとむしろ結局体に悪影響を与えてしまいます。個人差によりますが2週間に1~2キロくらいが目安のようです。
ダイエット中も出来るだけ摂取したいのは女性ホルモンと同じ働きを持つ大豆製品から取れる(イソフラボン)、髪の生成をサポートする亜鉛です。
イソフラボンの1日の摂取量は70㎎~75㎎で豆腐半丁で約50㎎、納豆1パックで約60㎎と比較的取りやすい成分です。
亜鉛の1日の摂取量は9㎎~12㎎、髪に十分に補うにはもう少し多目にとっておきたいところですが、亜鉛は牡蠣やレバーなどに含まれますが食べ物では中々摂取しにくい成分です。サプリなどで補うことをおすすめします♪
妊娠による脱毛症
妊娠中は黄体ホルモンといわれるプロゲステロンが活発に分泌され髪の成長サイクルを伸ばします。しかし、体内に栄養を蓄えたり髪のサイクルが変わるため一時的に抜け毛が出ることもあるようです。産後はプロゲステロンの活動が治まっていきその時髪のサイクルが通常に戻るため今まで生えていた髪の毛が大量に抜け落ちます。この症状を分娩後脱毛といいます。
改善策
これは本来髪のサイクルで抜け落ちていたはずの髪の毛がプロゲステロンの働きにより寿命が延びていたことで起こる症状なので3~6か月ほどすると髪のサイクルも正常に戻り改善されます。個人差がありますので、ほとんど抜け毛が気にならない人もいるようです。
ストレスからの脱毛症

強いストレスを慢性的に受けると自律神経が緊張し、血管が収縮して頭皮に栄養が届かなくなります。漢方では毛髪は「血余」ともいわれ血行が良ければ髪が育つという言葉があるようです。代謝が低下し血流を増やそうとする役割が男性ホルモンです。ストレスの影響を受けると男性ホルモンが増えるということです。
また、ストレスが増えると女性ホルモンやセロトニンが減少し、情緒不安定やうつ病になり抜け毛の原因になります。ひどいストレスを受けると円形脱毛症や時には睡眠中に髪をむしったりしてしまうようですΣ(゜゜)
改善策
この場合は治療薬などというよりストレスの根本的な原因の解決が肝心だと思います。気分が沈むと内に入りがちで外に出るのも億劫になってしまいますが、少し無理にでも外に出て散歩やショッピングなど気分転換をすることがいいですね^^セロトニンは日中に分泌されやすいので太陽の出ているうちに出かけ、適度な運動が出来ればセロトニンが増加します。
あまりにひどい症状の場合はカウンセリングを受けたり、いっそのこと職場であれば転職をするなど環境を変えるのも一つの手段です。簡単な事ではありませんが、強いストレスが続きセロトニンが減少すると自殺者を誘発する可能性もあるようですし、そんなことになれば髪の毛どころではないですから^^;
少しでも楽しい人生を送りましょう♪
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?抜け毛の原因は多様ですが、それぞれにホルモンの影響は多いようです。ですが、女性の場合男性ホルモン量は男性の10~20分の1といわれてますし女性ホルモンが男性より多いので極端に薄い部分が出来るという訳ではなく、猫っ毛のような軟毛になる場合がほとんどで、全体的に薄くなるというのが多いようです。ちなみにその症状を瀰漫脱毛症(びまんだつもうしょう)といいます。びまんは全体的に広がるという意味です。
現在は女性も当然社会で働くのが常識となっています。その分仕事やプライベートのストレス。仕事付き合いでの外食や飲み会など。男性と同じように過ごすことが抜け毛の影響が多くなった原因かもしれません。
出来ればストレス発散は運動などで発散し、健康的な日常を送ることでホルモンバランスも正常に活動し抜け毛の改善につながると思います♪
最後までありがとうございました!お役に立てたら幸いです^^
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