最近なんか抜け毛が増えてきた…?
最近なんか髪の毛が弱々しい…?
もしかしたら亜鉛が足りてないのかも……!?
抜け毛対策に効果的な亜鉛の取入れ方とは?
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統計では若干摂取量の目安が下がった様ですが、それでもやっぱり日本人は亜鉛不足と言われています。
食事で取り入れるしかありませんが、これが中々難しい(^^;)
「亜鉛が髪の毛に効果的」と良く言われていますが、亜鉛の役割やどのくらい必要か。
具体的に知らない方も多い様です。
抜け毛・薄毛が将来不安。
そんな悩みがある人は普段の生活で亜鉛を摂取する事も心掛けてみましょう(^^)
まずは亜鉛について、ざっくりご紹介致します。

目次
亜鉛とは?
五大栄養素の一つであるミネラル。
骨や筋肉や血液、細胞の形成や神経伝達、代謝・消化、アルカリ・イオンの調整などなど。
とにかく体内で様々な活動に関わっています。
体内に働くミネラルには主要元素と必須微量元素があります。
主要元素は体内で100ml以上必要とされるミネラルで、それに満たないミネラルを必須微量元素といいます。
その必須微量元素の中の1つが亜鉛です。
体内での総量は約2gほどです。
1.3kgあるという主要元素のカルシウムとはえらい違いです(^^;)
こんなわずかな量ですが、亜鉛が不足してしまうと生命活動に支障をきたしてしまいます。
亜鉛の役割とは?
亜鉛は100以上の酵素をサポートする役割があります。
※酵素とは「体内の活動を触媒する」という物質です。
単純に言えば、体内である活動をさせる為には、酵素を通して反応するという事です。
主に、精子の形成や白血球などの免疫機能、たんぱく質やホルモンの合成、糖や脂肪の代謝、アルコールの分解、さらにはDNAの合成、細胞分裂や細胞の修復などなど。
亜鉛は、これらの様々な生命活動をサポートする重要な成分なんです。
亜鉛が不足してしまってはこれらの活動が十分に行うことが出来ません。
抜け毛には亜鉛が効果的?

今回もっとも重要な事といえば、亜鉛が不足すると抜け毛が多くなるという事ですね(^_^)
その理由として…
①髪の毛はたんぱく質(ケラチン)である
②髪の毛は毛母細胞が分裂して形成される
という事です。
さらには、女性ホルモンの合成、活性化酸素の分解、AGAの元であるジヒドロテストステロン(DHT)の抑制にも関わりがあるようです。
亜鉛は、たんぱく質の合成やアミノ酸への分解など、代謝と合成に関わっている成分です。
髪の毛の主成分はアミノ酸・たんぱく質なので、当然それらの活動に亜鉛は欠かせない訳です。
細胞分裂や細胞の補修に亜鉛は欠かせません。
毛乳頭から栄養分の供給を受けて、毛母細胞は細胞分裂し、角化して髪の毛になっていきます。
亜鉛が不足してはこの毛母細胞の分裂が円滑に行われません。
男性ホルモン同様に女性ホルモンの合成にも関わり、髪の毛の生成や成長期を持続させる女性ホルモンの合成をサポートしています。
シワやたるみの原因と言われる活性化酸素。
細胞膜に取り付く事で、細胞の活動を弱らせてしまいます。
また、頭皮にある皮脂が酸化すると毛穴に詰まったり、炎症を起こし頭皮トラブルの原因になってしまいます。
亜鉛はそんな活性化酸素の分解にも一役買っています。
そして、やっぱり抜け毛・薄毛といえばAGA。
男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結合して、抜け毛を引き起こす強力なDHTに変化するのです!
亜鉛はこのAGAすらも抑制してしまうのか!
という事ですが、そもそも亜鉛は精子形成を促す働きがあり、男性ホルモンを増やす効果がある訳です。
DHTを抑制するという実験データも結論は不透明な部分もあるため、実際にはハッキリとした確証はないようです。
とはいえ、いくつもの案件を掛け持ちながら、仕事をこなして行くバリバリ優秀な亜鉛さんです。
何としても不足させる訳にはいきませんね。
抜け毛に影響を及ぼすなら、是が非でも取り入れておきたい!
とはいえ、亜鉛は体内で生成される事はないので、食事から摂取するしかありません。
しかし、これが中々難しい!
亜鉛が多く含まれている食べ物といえば、牡蠣やレバーがありますが、それでも1日の摂取量を取り入れるだけでも大変です。
十分に取り入れるためには意識的に摂取する必要がある訳です。
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亜鉛の正しい取り入れ方

◆亜鉛の摂取量
<亜鉛1日の摂取目安>
男性 8.9ml
女性 7.2ml
妊婦 プラス2ml
(上限30ml)
男性で12mlまで、女性では9mlと言われていましたが、とにかく様々な活動に消費されてしまう亜鉛さんです。
上限目一杯はリスキーですが、十分に摂取しておくに越した事はありません(^^;)
生命活動より優先度が低い髪の毛は、二の次になりがち。
亜鉛が不足すれば、髪の毛に行き渡る量も減ってしまう訳です。
◆亜鉛を多く含む食べ物
ほぼ毎日食べてる白米、みなさんどのくらいお代わりします笑?
まぁ白米は主食ではありませんが、これで亜鉛を摂取しようとした場合、1500g食べるとなんとか9mgに達します(^^;)
私はパン派です、という方。
食パンなら1000g食べてなんとか8㎎に届くようです。
それでは、どの食べ物でどれだけ摂取出来るかを基本日常的な食べ物を一覧にしました。
<100g当たりの亜鉛含有量>
牡蠣 | 13.2ml | 4〜6個 |
煮干し(普通サイズ) | 7.2ml | 1尾約3g |
ビーフジャーキー | 7.2ml | 約2袋 |
パルメザンチーズ | 7.3ml | |
豚レバー | 6.9ml | |
抹茶 | 6.3ml | |
ごま | 5.9ml | |
カシューナッツ | 5.4ml | |
牛肩 | 4.9ml | |
牛肩ロース | 4.6ml | |
アーモンド | 4.4ml | 一粒1g |
卵(卵黄) | 4.2ml | Mだと5個 |
牛ヒレ | 4.2ml | |
コンビーフ缶 | 4.1ml | |
牛もも | 4.0ml | |
牛レバー | 3.8ml | |
味付け海苔 | 3.7ml | |
焼き海苔 | 3.6ml | |
マトン(もも) | 3.3ml | |
鳥レバー | 3.3ml | |
プロセスチーズ | 3.2ml | 1パック6p |
バターピーナッツ | 3.1ml |
大体イメージがつきましたでしょうか?
肉類などは牛肉がそこそこ亜鉛量が多く、ほとんど変わりませんが、部位によっても多少の違いがあります。
豚肉に関しては含有量は3ml以下がほとんどで割愛していますが、レバーだけは高く、レバー串なら5~6本で約10mlも摂取出来ます。
もちろん、他にも亜鉛を含む食べ物はまだまだあります。
例えば、からすみは100g当たり9.3mlと高い含有量ですが、あくまで目安は1日分の摂取量です。
これを毎日食べるというご家庭はあまりないと思います(^^;)
それにしても、単品でと考えると通常では食べない量ばかりだと思いませんか?
亜鉛を摂取したいからといって、アーモンドやピーナッツを毎日バクバク食べていてはカロリーや塩分などむしろ悪影響です。
もちろんバランスの良い食事から摂取する事が望ましいですが、意識しないと全く亜鉛が含まれない食事になってしまうかもしれません。
亜鉛サプリは効果的?

亜鉛は、食べ物から摂取せざるを得ませんが、とはいえそれが中々難しい。
その理由が少しでもご理解頂けたでしょうか?
髪の毛をしっかり作っていくためには、十分に亜鉛を取り入れておきたい。
そんな時は、サプリを併用する事で比較的簡単に亜鉛を取り入れる事が出来ます。
サプリは食事のサポートを行う補助的な役割があるので、上限を越えなければ毎日食べても副作用などの問題はないので安心です。
しかも、余計なカロリーや塩分などを摂取しないのがメリットですね(^_^)
注意したい亜鉛サプリの服用!

それじゃ〜、早速亜鉛サプリ!と行きたいところですが、念のため注意しておきたい事があります。
なんと、亜鉛サプリを服用してから抜け毛が増えた?という報告があるようです。
ハッキリとした確証はまだないようですが、問題になっているのが同じミネラルであるセレンとクロム。
セレンはミネラルの1つで必須微量元素です。
活性化酸素を抑える抗酸化作用がありますが、過剰に摂取すると下痢などの胃腸障害や爪の変形、変色など皮膚症状、疲労感や脱毛といった障害があるようです。
1日の摂取目安は30μg(マイクログラム)です。
肉類、海藻類、魚介類、大豆製品にも含まれているのでわざわざ摂取する必要はないと思います。
クロムも同様にミネラルで、たんぱく質の代謝、血圧やコレステロール値を下げる働きがあります。
亜鉛と共にインスリンの作用を高める働きもありますが、こちらも過剰に摂取すると吐き気や下痢、頭痛や不眠、肝臓障害、脱毛の症状があるようです。
1日の摂取目安は40μgで、クロムも通常の食生活で十分補える成分です。
よほどの事がない限り障害が起きるとは思えませんが、あえて過剰に取る事はありません。
とはいえ、亜鉛サプリにはセレンやクロムが含まれているものがあります。
普段の食事に加えサプリからも摂取して過剰摂取になり、抜け毛が増えた?って事があっては元も子もありません。
亜鉛サプリの中で、セレンやクロムが含まれていないのはネイチャーメイドの亜鉛サプリです。
亜鉛をサプリで摂取したいというのであれば、こちらを試してはどうでしょう(^_^)

1日一粒が目安で亜鉛量が10ml。
因みに小林製薬は16ml、DHCは15mlと他の亜鉛サプリと比べると若干少ないですが、1日の摂取量は賄えます。
そしてもちろん、重要な働きをするとはいえ亜鉛も過剰摂取すると良くありません。
吐き気や下痢、胃腸障害、めまいや貧血、頭痛や発熱などの症状が起きます。
間違っても上限を越えて摂取はしない様にしましょう。
亜鉛はビタミンCやビタミンB6など摂取すると吸収率も高まり、抜け毛の抑制効果が高まるので取り入れていきましょう!
亜鉛とビタミンB6でDHTの抑制効果アップ!?
抜け毛を減らすために、まずは体内の改善から初めてみるのも大切ですね。
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