男性ホルモンは男性と女性にも分泌されている成分。男性ホルモンであるテストステロンを減らす食べ物や成分とは?
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「テストステロンを減らす」という検索数は割と多いようです。ということで今回はテストステロンを減らす食べ物や成分について調べてみました^^
【テストステロンを減らす成分】

男性ホルモンは精巣や副腎で作られており、その95%の割合を占めるのがテストステロンで主に精巣で作られています。女性でも卵巣や副腎で作られます。
男性や女性がテストステロンを減らしたい思う理由としては
・前立腺の疾患
・薄毛の原因
・体毛が多く濃い
などが主な原因と思われます。
第二次性徴から性ホルモンであるアンドロゲンが大量に分泌されるようになり、男女ともに性毛が発達し外観や内面が成長します。
アンドロゲンとはいわゆる男性ホルモンの総称で、個人の分泌量や遺伝体質、生活環境により上記の症状が起きます。
テストステロンを減らす効果がある成分といえば前立腺疾患で使われるものがあります。前立腺疾患とは前立腺癌や尿道が圧迫され排尿が出にくい、痛み、夜間の頻尿や残尿感などが起こる前立腺肥大を抑える効果があるとされています。
パーセリン
黄体合成ホルモンといわれるアリルエストレノールを主成分とし男性ホルモンが前立腺の細胞に作用するのを阻害し前立腺肥大を抑える錠剤です。
ですが、性欲やEDなど性機能の低下、貧血や発疹、白血球の減少などの副作用も見られるようです。
アボダート
イギリスの大手製薬会社グラクソスミスクラインが製造しており前立腺肥大の治療においては厚生労働省で認可を受けている錠剤です。主成分がデュタステリドで薄毛を抑える効果のある治療薬としても有名です。
デポスタット
抗アンドロゲン剤として注射を用いてテストステロンを抑制し、前立腺肥大を抑える効果がある。これに関しても性機能の低下、貧血や発熱など副作用が出る可能性もあります。
これら以上に多種類の薬剤がありますが、いずれにしろ効果としては同様に血中のテストステロンが前立腺の細胞内に侵入するのを防ぐ効果があります。
また、食べ物では緑茶と大豆製品がテストステロンを減らす効果があるようです。緑茶だけではなく豆腐や納豆など大豆製品と合わせて摂取するとテストステロンの分泌が抑えられるようです。
引用元:http://tabelog.com/rvwr/002165076/
これらがテストステロンを減らす効果があるといえます。
とはいえ、
ここまで書いておきながら……テストステロンを減らす。ということはそれほどメリットがあるといえるでしょうか!?
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【テストステロンの働き】
上記の症状が起きる要因にはテストステロンが大きく関わっているようです。
ですが、治療薬によっては性欲やED、体調不良など活力の低下が見られます。
これらはむしろテストステロンの分泌を抑えたことによる原因とも考えられます!
テストステロンの役割には
・骨や筋肉の形成
・性欲や性機能の活動を促す
・性毛など体毛が発達
・闘争心や冒険心など男性的思考の発達
・気分を高揚させ活力があがり鬱を抑制する
・アレルギーなどの免疫機能を高める
・体内脂肪を抑制する
これらのように多岐に渡り体内に影響のある重要なホルモンなんです。
テストステロンが体内から減少するとこれらの働きが衰え、男性としての機能が保てなくなります。
特に個人差がありますが、30歳頃から徐々に減少し40代以降問題となるのが肥満や更年期障害、薄毛などの深刻な症状になる可能性があります。
【テストステロンからのDHT】
ジヒドロテストステロン(DHT)は、テストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びつき変化したホルモンです。
各ホルモンは酵素やホルモン受容体と結合することで体内に影響を与えるもので、それぞれ作用する特定の臓器や器官があります。
ジヒドロテストステロン(DHT)は男性ホルモンの働きに強く作用するホルモンで、ホルモン受容体との結合力はテストステロンの約10倍といわれています。
まだ詳しく解明されていないといわれるDHTですが、その働きには胎児時の6週目~24週目の期間で大量に分泌され男性機能を形成し、性別を男に変化させる重要な役割があるようです。
また、ホルモン受容体との結合力の高さからテストステロンが減少するとそれを補う役割があるといわれています。
基本的にDHTもテストステロンのように男性的な特徴に作用しているホルモンです。
ですが、その強力な作用が悪影響を与える原因ともなりうるようです。
【DHTによる影響】
第二次成長期から大量の男性ホルモンが分泌され20代半ば~30歳を過ぎた頃から徐々に減少していき40歳あたりで影響が出始める様です。
それには個人差があり、高齢期になっても活発に分泌される人やその逆で20代頃でも分泌が少ない人もいるようです。
細胞の活動の衰えに加え、テストステロンが減少すると体内脂肪を抑える働きが減り、肥満になりやすくなります。
活力を上げる作用のあるテストステロン。仕事や家庭の事情や先行きの不安など悩みが慢性的になると情緒不安定になりイライラしたり、鬱病になったりと更年期障害になる恐れもあります。
そして、テストステロンが減ることによってDHTが生成されやすくなり、毛乳頭内のホルモン受容体と結合すると髪の生成を阻害し、抜け毛の原因になります。
DHTは鼻から下に生える毛、特に性毛といわれるヒゲや陰毛、わき毛、胸毛、腹毛などに影響します。
女性は特に閉経が少なくなるにつれ女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンの比率が多くなってきます。DHTが増加すると体毛などが濃くなるようです。
さらには皮脂の分泌にも働きがあるようで、皮脂が多く分泌されると毛穴が詰まったり皮脂を好むアクネ菌など常在菌が大量に発生して炎症を起こしたりすると抜け毛が増える原因になります。
個人的にこのような症状の要因はテストステロンよりもDHTの影響が強いのでは!?と思います。
【DHTを抑える食べ物や成分】
テストステロンから変化し、10倍の力を手に入れたジヒドロテストステロン(DHT)。
このホルモンを抑えるにはテストステロンと結びつく5αリダクターゼの活動を抑えるのが効果的と思います。
大豆製品(豆腐や納豆や豆乳などなど)

女性ホルモンであるエストロゲンと同様の働きがあるイソフラボンが多く含まれており、DHTを抑える働きがあります。女性ホルモンは髪の生成に関わるホルモンですので、是非摂取したい成分です。
1日の摂取量の目安は70~75mgで豆腐1パック半(約50mg)、納豆1パック(約60mg)、豆乳はピンキリですが無調整豆乳(約50~70mg)、調整豆乳(40~50)、飲みやすい豆乳飲料(20~30mg)となっていて比較的摂取しやすいです^^また、イソフラボンのサプリによる摂取量は30mg程度に抑えるのが目安とされています。
豆乳に関してはこちらでも紹介しております^^→http://01jun.net/andorogen/dannseihormone-herasu-tounyuu/
牡蠣

牡蠣で摂取できる成分といえば亜鉛です。亜鉛は体内の100種類以上の酵素の働きをサポートし、主に白血球に含まれ免疫機能や細胞の補修、細胞分裂など関わり生命活動に欠かせない必須ミネラルです。そして酵素である5αリダクターゼを抑える働きがあり、前立腺や毛乳頭内のでのDHTを減少させます。
1日の摂取量の目安は男性で9~12mg、女性で7~9mgで上限は40mgとなっています。ですが、亜鉛は必須ミネラルにも関わらず体内で合成されず、食べ物からも摂取しづらい成分なのです。
牡蠣で5~6個、その他牛肉、豚肉、レバーで200g、チーズなどで150g、卵(黄身)では20個でようやく1日分が摂取できる量です。十分に亜鉛を行き渡らせるためにはサプリなどで摂取するのがおすすめかと思います^^
紅茶

緑茶と大豆製品の摂取は紹介しましたが、DHTのみならずテストステロンも共に減少させてしまうというところで、それに代わるものが紅茶です。
こちらも紅茶だけでなく、イソフラボンを含む大豆製品と合わせて摂取するとDHTを抑える効果が高まり、なおかつテストステロンの減少は避けられるようです。
紅茶と大豆製品は組み合わせにくいと思いますが、大豆を使用したお菓子やケーキ、紅茶に豆乳を加えたソイラテなどは合わせやすいのではないでしょうか^^
ノコギリヤシ
北アメリカ南東部などに自生するヤシ科の植物で、原住民には薬草として使われていたようです。5αリダクターゼを抑える効果があるとされ前立腺疾患の薬や漢方、育毛剤にも含まれている成分です。
1日の摂取量の目安は320mgとされ、これはサプリなどから摂取した方がよさそうです(^^;)大体2錠分くらいで十分ではないでしょうか。
プロペシア(フィナステリド)
AGAなどの薄毛に対する効果、DHTを抑える成分としてはフィナステリドは医学的に認可されているものです。3年間による実験で「改善した」「進行が止まった」という効果が98%と驚異的なデータがあるようです。 僕自身も改善と現在は予防ということで服用しています^^もともとは前立腺疾患の薬として使用され、その中の患者から毛が多くなる症状が出たことから髪の毛に対する成分として使用されるようになったようです。 AGAの専門外来や輸入によるジェネリック薬品を購入することができます。1日1錠が目安です。 また、薄毛に関しては女性は服用出来ないといわれているプロペシアですが、女性でも飲むことで発毛を促進し抜け毛を防ぐパントガールがあるようです。
アボダート
冒頭でも前立腺疾患の錠剤として紹介しましたが、デュタステリドという成分は5αリダクターゼを抑える成分でAGA治療に関してはプロペシアより強い効果があるようです。
5αリダクターゼにはⅠ型Ⅱ型があり、Ⅱ型は前立腺や前頭部、頭頂部にありAGAの原因はこのⅡ型からなるDHTが関わっています。Ⅰ型は体の皮膚などに存在しており体毛などに影響があるようです。このアボダートはⅠ型にも効果があるという唯一の成分です。プロペシアで効果が得られなかった場合は試してみるのもいいかもです。
DHTを抑制するサプリに関してはこちらで紹介しております^^→http://01jun.net/dht/yokusei-supple/
薄毛や抜け毛に効く成分はこちらでも紹介しております^^→http://01jun.net/hairloss/dht-yokusei-ikumouzai/
【まとめ】
いかがでしょう^^テストステロンを抑える食べ物や成分などを調べてみましたが、テストステロンを減らしてしまうとそれにより体に及ぼす影響は少なくないようです。出来れば強く作用することで悪影響になりかねないDHTを抑制することを心がけてみてはどうでしょうか(^^)
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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