アンドロゲンの特徴とは?DHTやテストステロンの関係

アンドロゲンとは?テストステロンやDHTの特徴!薄毛の原因とは?

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ホルモンは細かくは約70種類あるといわれ、その種類ごとに働く器官があり、その特定の器官や細胞の活動を調整する働きがあります。主に酵素と合成してその酵素が代謝を促進させます。酵素は触媒と呼ばれ消化や代謝を行います。食事など体内から摂取した成分を分解し、その分解した成分を体内にエネルギーに変換する役割があります。このホルモンや酵素の働きにより、体内の活動を維持しているといっても過言ではありません。

 

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【アンドロゲンとは?】

アンドロゲンとはいわゆる男性ホルモンの総称です。ステロイドホルモンの一つでコレステロールから作られています。アンドロゲンは雄性ホルモンといわれ男性の特徴を表す作用に働きがあり、主に生殖機能に大きく関与しています。

アンドロゲンには

 ・テストステロン

精巣で生成されアンドロゲンの95%がこのテストステロンです。

・ジヒドロテストステロン(DHT)

テストステロンと5αリダクターゼが結合し変化したアンドロゲン。

・デヒドロデピアンドロステロン(DHEA)

アンドロゲンの5%の割合で腎臓の上部にある副腎から生成される。

上記の種類がアンドロゲンですが、DHTは元がテストステロンという感じなのでほとんどテストステロンが占めているというところでアンドロゲン=テストステロンみたいな感じです。

アンドロゲンは女性ホルモンであるエストステロンとも類似しているのでその都度変化する場合もあるようです。

女性の中でももちろんアンドロゲンなどの男性ホルモンは分泌され男性と同じような働きがあります。

最近では女性も抜け毛で悩む方も増えてきているようで、FAGA(女性男性型脱毛症)と男性とは区別されていますが男性だけでなく、アンドロゲンであるDHTからも女性の抜け毛の原因になります。ですが、男性と比べ女性のアンドロゲンの分泌量は10~20分の1と少ないので極端に薄毛になったりすることはないようです。

【テストステロンとは?】

テストステロンの役割は主に

・筋肉や骨の形成

・性機能の形成

・性欲の増大

・性毛を促進

・アレルギーなど免疫力を高める

・体内脂肪を抑制する

・闘争心や探究心を高める

・判断力や決断力を高める

・気分を高揚させ、鬱などを抑える

ざっとあげると外観だけでなく内面にいたるまで男性的な特徴を促進する働きがアンドロゲンであるテストステロンの役割です。

思春期頃の第二次性徴から大量に分泌され男性らしい体格や声変わり、性格も男性的な思考になり性に目覚め女性も意識するようになります。

特に外観部分で変化するのは性毛といわれる部分でしょうか。どなたもこの変化に驚き興味津々だったと思いますが。

これは男女ともに生える陰毛やわき毛の「両性毛」、ヒゲや胸毛や腹毛など男性のみに生える「男性毛」がありどちらも男性ホルモンの分泌による影響が現れてきます。

ちなみにアンドロゲンと関係なく生えてくる毛は「無性毛」といわれ髪の毛やまゆ毛、まつ毛などがあります。

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【ジヒドロテストステロンDHTとは?】

ジヒドロテストステロン(DHT)はテストステロンが前立腺や頭の前頭部や頭頂部などに多く存在する酵素5αリダクターゼと結合したアンドロゲンです。

テストステロンに比べDHTはアンドロゲン受容体との結合力が約10倍と高く、テストステロンの不足を補う役割もあるようです。ホルモンはこれら特定の受容体と結合することで体内へ影響を与えます。

男子になる場合、胎児の6週目から24週目にかけて大量に分泌され性機能(いわゆるチンチンや精巣)などを形成します。

やはり第二次性徴時から分泌が多くなり、ヒゲや体毛が濃くなる原因になります。また、特に問題なのは成人以降は男性型脱毛症(AGA)の原因や前立腺疾患(尿機能の低下や前立腺癌など)デメリットが多くなるのが問題で、それらを抑制するには5αリダクターゼを抑えDHTの生成を減少させることが重要だとされています。

5αリダクターゼはⅠ型Ⅱ型があり、AGAの問題になっているのはⅡ型といわれ前頭部、頭頂部の毛乳頭内や皮脂腺に存在しています。テストステロンがそれらの5αリダクターゼと結びつき、アンドロゲン受容体と結合すると髪のサイクルを乱し髪の生成を阻害します。

DHTを抑制する記事はこちらでも紹介しております(^^)/→http://01jun.net/hairloss/dht-yokusei-ikumouzai/

【デヒドロデヒアンドロステロンDHEAとは?】

デヒドロデヒアンドロステロン(DHEA)はアンドロゲンの約5%の分泌量です。副腎皮質から分泌されるアンドロゲンでテストステロンと同様に男性的な特徴に作用するホルモンですが、テストステロンやエストロゲンに変換されることがあります。

減量や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病や若返りホルモンといわれDHEAを増加させるサプリメントなどで有名です。また、前立腺癌の発生にも関係しているようで前立腺癌の疑いがある人が大量にDHEAを増やすと癌を促進する原因になるともいわれています。しかしいずれにしろ研究段階ということでそれらの効果もまだはっきりしていないということです。

 【アンドロゲンは明日の活力】

アンドロゲンで羽ばたくサラリーマン

男性的特徴は社会に出てから重要な役割を果たしますので、社会的ホルモンともいわれています。

職業は様々ですが、社会で戦うという意味では闘争心や探究心などが自分自信を奮い立たしたり、時には冷静な判断力や一刻を争う決断力を求められることもあります。

アンドロゲンは胎児のとき、第二次性徴時に大量に分泌されて以降25~30歳頃から徐々に減少し始めます。アンドロゲンが低下すると活力がなくなり、性機能や性欲自体の減少、また更年期障害やうつ病にもつながるようです。

社会に出ると色々な環境で悩んだりストレスを抱えることも多くなります。出来るだけアンドロゲンの分泌を増やし明日の活力につなげるようにすることが重要です。

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