猛々しい男らしさを表現する男性ホルモン!しかしそれゆえにはげる原因もこれまた男性ホルモンが作り出しています。男としてカッコよくありたいのに相反するなんて辛いですよね。今回はその男性ホルモンではげる影響を紹介いたします!改善して髪を増やしましょう(^^)
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【男性ホルモンとは】

男性ホルモンを総称として「アンドロゲン」といいます。アンドロゲンの代表的なホルモンはその割合の95%を占めているテストステロンで、精巣で作られています。
男性ホルモンは思春期頃から25~30歳頃まで活発に分泌されます。思春期を境に男としての体格や性格など外面や内面に影響を与えます。特に性機能は重要な部分であり子孫繁栄させるために性欲や性機能の発達には重要な働きがあります。十代の時期はその活発な活動から異性を意識したり、「エロ♡」という単語には敏感で翻弄されちゃいますよね(^^;)エロや趣味など、なんでもかんでも突っ込んでいこうとする興味津々ないわゆる好奇心、冒険心も男性ホルモンに触発されてのことかもしれません(笑)
思春期こそ活発に分泌される男性ホルモンですが、胎児の頃お腹にいるときに精巣からすでに分泌されているんです!妊娠から6~24週目あたりに大量に分泌され性機能を作る働きがあります。男の子として生まれ生きていくために男性ホルモンは必要不可欠な物質なのです。
その後男性ホルモンは30歳以降から徐々に減少していき、性欲の減少・生殖器の衰え・筋力などの衰え・性格的な要素で更年期障害などさまざまに影響が出てきます。
ですが、よほどエネルギッシュな人は70歳を過ぎても若いころのように分泌され続けるまさに精力的なご老人もいらっしゃいます!逆にいえば最近聞かれる草食系男子は、若くとも老人の値くらいにしか分泌されてないのかもしれませんね(^^;)
【髪のサイクル】

髪の成長過程には4つのサイクルがあり、髪が作られ成長し自然に抜けるまでの過程を毛周期といいます。
成長期
髪がもっとも太く成長している期間であり、個人差がありますが男性で3~5年ほど。因みに女性で4~6年ほど成長するということです。
退行期
成長期を経てから、2週間ほどで髪を生成する毛母細胞の活動が弱まり、やがて活動が止まります。
休止期
退行期から活動を停止した状態から約3ヵ月ほどで髪が抜けていきます。(これは自然な脱毛です)
発生期
休止期の時期、その皮膚の下では毛乳頭内の毛母細胞が活動を始めており新たな髪を生やす準備をしています。
この正常な毛周期のバランスが乱れると活動が弱まり髪が成長する前に抜け落ちたりします。生涯で細胞分裂の回数には上限があります。サイクルが早まりやがて毛根に寿命がくると髪の毛の復活は難しいので気づいたときから早目の対策が必要です。
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【はげる原因とは?】
男性型脱毛症(AGA)

はげる原因で一番代表的なものはこのAGAではないでしょうか。各年代で約3割の男性が悩みを抱えているといわれています。
テストステロンが酵素である5αリダクターゼと結びつきジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。そしてこのジヒドロテストステロンが毛乳頭にあるホルモン受容体(レセプター)と結合すると髪のサイクルを乱し、毛母細胞の働きを阻害してしまいます!
5αリダクターゼはⅠ型とⅡ型の2種類があり、Ⅰ型は主に体の皮膚にまんべんなく分布し、Ⅱ型は睾丸、髭そして頭の前頭部、頭頂部に存在しています。この5αリダクターゼⅡ型がホルモン受容体と結びつき脱毛の原因を引き起こします。
※酵素は体内で生成された、たんぱく質で出来ており体中に分布されています。栄養素となる物質を吸収したり、輸送、代謝さらには排泄などに関与している。細胞分裂の促進やアルコール分解など生体維持に欠かせない物質です。
脂漏性脱毛症(しろうせい脱毛症)
皮脂は皮膚の中にある皮脂腺から分泌され、皮膚の表面に膜を張り汚れや雑菌、紫外線などが体内に影響を与えないように保護する役割があります。
ですが、皮脂が大量に分泌されてしまうと毛穴が詰まりはげる原因になります。常在菌であるアクネ菌やブドウ球菌などは皮脂を好むので皮脂が分泌されると大量発生し、毒素を出します。さらにひどくなるとそこに白血球が集まり常在菌の死骸などが固まり炎症し皮膚内まで影響が出てしまいます。
洗髪などで頭皮を洗い過ぎると適量な皮脂まで落としてしまいそれを補うために過剰に皮脂を生成してしまうようです。シャンプーなどの洗浄剤は最低でも1日2回以上洗わないようにしましょう。また、脂質の多い偏った食事は控えバランスのいい食生活にすることが大事です。上記にあるジヒドロテストステロンも皮脂を分泌してしまう原因でもあるようです。
ストレスなどの原因
強いストレスや慢性的なストレスを受け続けると自律神経が乱れ、血管が縮小しはげる原因になります。また、ストレスは活性酸素を発生させ、髪に重要な栄養を与える亜鉛も消費してしまいなおさら悪化する可能性があります。
※活性酸素は1日の酸素量の1~2%の割合で発生するといわれ紫外線やアルコール、たばこ、そしてストレスからも発生します。通常は体内に侵入した異物や細菌などから保護する役割がありますが増え続けると細胞を酸化させ活動を弱られてしまいます。老化の原因にもなり、髪の生成にも影響を受ける様です。
ストレスを受けている問題解決が一番ですが、たまにはきっぱり考えるのをやめて散歩や運動、趣味などに浸りリフレッシュすることも大事です。散歩や運動は気分を高揚させ鬱を抑制するテストステロンやセロトニンが分泌されるのでやはり効果的といえます。食べ物ではとうがらしやアーモンド、うなぎ、抹茶や煎茶などはビタミンEが多く含まれておりビタミンEは血管を拡張させる働きがあり抗酸素作用もあります。
【髪を増やす改善策】
男性ホルモンの中でもテストステロンは男性女性の心身の形成になくてはならない成分です。髪を増やすには5αリダクターゼの働きを抑えジヒドロテストステロンに変化させないようにすることが重要です。
フィナステリド
現段階で上記の原因を抑制するには、プロペシアなどの主成分フィナステリドが一番効果的でしょう。5αリダクターゼの活動を抑える働きがあり3年間で改善が78%、進行が収まったという事例が20%で効果としては98%の確率だそうです。
副作用としては精力減少などがあるようですが、確かに睾丸にも5αリダクターゼがありその活動を抑えるとなると理由はなくはないですが、そこまで極端になるとも思えません。
それより恐ろしいのは服用してからの初期脱毛というやつです。医学的には立証されてないことだということで、専門の先生に伺っても答えてはくれませんでしたが(^^;)ようするに髪のサイクルが乱れているためそれを改善するために弱っている毛は抜け毛を促進させ、新しい健康な髪を生やすよう整えるために起こるようです。
個人差があり、服用から1~2週間、服用してから1か月経過してから起きる人もいるようです。全く抜けない方もいるようです。自分も服用し3か月ほどで復活したのですが、服用後1週間ほどで「俺はこのまま死ぬのか…」ってくらい抜けました(; 😉
進行度合いにより改善の経過には差がありほとんどの場合は3ヵ月~1年で効果が見込まれるようです。ちなみにそちらの先生は予防で服用されているとの事でした^^
エストロゲン

女性ホルモンは髪を促進させる働きもあり、それだけでなくDHTを抑制する効果もあるようです。女性は一生のうち女性ホルモンを生成する量は「スプーン一杯程度」とめちゃくちゃ少ないようです!男性はその半分ということですから足りない分は是非とも補給したいところです^^
そこで大豆に含まれる成分イソフラボンはなんとこの女性ホルモンと似た働きがあるとれも重要な成分なんです。まさに神のような食べ物!
とはいえ毎日あまりに多い量をとるのも逆に良くないようで、120mg以上毎日摂取すると胃腸など体調不良や女性であれば月経が遅れるなどの症状が出る様です。
一日に適当な摂取量は70mg~75mgといわれています。豆腐であれば2分の1丁で55mg、納豆1パックで60mg、みそ大さじ7mgと比較的日常の食べ物からでも摂取しやすい成分です。サプリなどサポートで補食するのであれば30mgがおすすめです。
豆乳などは取りやすい上にたんぱく質やミネラル、ビタミンの多い飲み物なのでぜひ取り入れましょう^^無調整豆乳では多くのイソフラボンが含まれておりますが、クセがあり苦手な人も多いかもしれまえん。豆乳飲料などは飲みやすくなる分、栄養素は減りますがイソフラボンは20~30mgくらいなので丁度いいかもです♪
豆乳の効果はこちらでも→http://01jun.net/andorogen/dannseihormone-herasu-tounyuu/
ノコギリヤシ

アメリカ北部の南東部に自生するヤシ科の植物で、5αリダクターゼを抑制する働きがあります。前立腺疾患や育毛剤などに使われている成分です。
サプリで摂取することもできますので、頭皮改善のサポートにはおすすめです!一日の摂取量は約320mgといわれていますので過剰摂取はやはり避けましょう^^;
大体サプリ1粒で150~160mgほどなので、一日2粒くらいが目安です。
カプサイシン

とうがらしなどに多く含まれる成分でこちらは血管を拡張させ、血行を良くする作用があります。また、副腎皮質からアドレナリンなどを刺激し体内脂肪を燃焼させる効果もあります。漢方では髪の毛を「血余」といい血流が良ければ栄養も行き届き髪は健康であるということです。
【まとめ】
個人差はありますが年を重ねると徐々に細胞は衰え、思考力や行動力などといった活力もなくなっていきます。テストステロンが減少するとそれを補うためジヒドロテストステロンが分泌されるといわれています。また、鬱を抑えられずストレスを溜めこみやすくなるなどいわゆる男性ホルモンは抜け毛や男性としての活力に大きく関わっているようです。
テストステロンを増やしつつ、ジヒドロテストステロンを抑えることに取り組むことが大事ですね(^^)
AGAが進行している目安は髪全体で2割程度が軟毛化しているとその疑いがあるようです。AGAの疑いがあれば専門外来に行くことをおすすめしますが、それも先生によって意見が違うこともありますので、余計な治療をすすめられるようならまずはプロペシアを処方してもらい経過をみるのがいいんじゃないかと思います^^
その他睡眠不足や偏った食生活など生活習慣でも抜け毛の原因となることもありますので、規則正しい生活を心がけるようにしましょう^^
こちらの記事もおすすめしています^^→男性ホルモンによる男に多い特徴
最後までありがとうございました!ではですW
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